1年~3年
ハリウッド、ニューヨークを目指す日本人へ!
ただ無謀にアメリカに行っても、どうにもならない
アメリカで闘う以前に語学
演技力に格段の差がある
一番のハードルはビザの問題
アメリカで「俳優」になるための戦略は?
卒業後に実地研修期間として与えられるOPTという制度があり、1年間だけ自由に働くことができます。
その1年の間に、「職業=俳優」と認定してもらえるだけの実績を残さないといけないのです。
これがどれだけハードルの高いことかわかるでしょうか?
英語も演技力も中途半端なままですと、なにもできないまま1年後帰国です。
その前にOPTを取れるところまで持って行くのに、資金が必要になります。
学校に通って、卒業したときに得られる資格ですから。
大学であれば4年間みっちりと英語も技術も磨いて、その後1年間の勝負に出ることができます。
在学中に築いたコネクションなどを使って、なんとか実績を積んでいきますが、みな焦っています。
そもそも大学の学費はとても高いし、卒業まで待っていられないといえるでしょう。
学問を学びに行ったのではなく、俳優として挑戦しにいったのだと。
とすると、OPTを取れるアクティングスクールを選ぶ必要があります。
これが取れないと、チャンスの期間が非常に少なくなります。
専門学校などでM-1ビザを取得できた場合、卒業後労働できる期間はわずか3ヶ月。最大でも6ヶ月です。
OPTを取れるF-1ビザという学生ビザを取得できるアクティングスクールだけが、
1年間の猶予を得ることができます。
ですから、アーティストビザを取るための猶予期間をつくるためには、F-1ビザを出してくれるアクティングスクールに行きましょう。
当校と提携しているLAPACは、F-1ビザを出してくれるアクティングスクールです。
武者修行という手もある
ただし、授業の質は、本場の俳優向けというわけではないので、いくらかレベルは落ちます。しかし、ほとんど演技を学んでいない日本人俳優にとってはちょうどいいレベルといえるかもしれません。
また、学費が高いという難点もあります。日本でも知られているニューヨーク・フィルム・アカデミーは、学費が高くて授業の質もそれほど高くないといわれています。
ビザを無視して、本物の演技力に磨きをかけたいのであれば、HB Studioなど日本人もたまにいて、授業の質が高いスクールもあります。
そういうところで実力をつけて、日本に帰ってきて実績を積むということもアリですし、労働はできなくても、自主映画などに出まくって実績をつくる武者修行もアリでしょう。とはいえ、貯金は一方的に減るだけで、隠れてアルバイトをするなどのリスクを負わないと厳しいでしょう。なにより、どんなことにも負けない精神力が必要です。
一番安全で確率の高い、アメリカ進出ロードマップはこれだ
1.まずは日本で俳優として演技力と英語力を磨け!
- 演技力を総合的に身につける
- 英語力をひたすら鍛える
- 少しでも日本での実績(できれば映画)を積み重ねておく
ということです。理想をいえば、準備期間3年を要したいところ。急いで2年。最低でも1年。
もう既に実力に自信があるのであればいきなり渡米しても構いません。
1年~2年
2.渡米!アメリカのアクティングスクールで演技と英語を磨き、ビザを取得する。
英語での授業や、英語での演技になれながら、アメリカで主流のメソッドアクティングを中心に演技を学びます。日本でしっかりと準備していれば、気後れすることはありません。
1年
3.卒業し、OPTを利用しての1年間の猶予期間で実績を作りまくる!
とはいえ、オーディションの競争率は激しく、そう簡単にはいきません。
- 日本人を擁するAgencyに所属せよ。
- 日本人の横の繋がりを利用して、孤独にならないように、力を合わせて闘う。
- 金を取れる演技力・英語力へと更なる実力アップ。
- IMDbクレジットをひたすら増やす。
これらが大切だといえるでしょう。特に、俳優の実績の証拠とされるのがIMDbです。これは日本の映画も含むことができるので、日本での活動もアドバンテージになりますが、やはり現地の作品に出ることがオーディションで勝つためにも有利になります。
~年
4.俳優として就労ビザを取得して、ようやく同じラインに立てる!
しかし、証拠として提示する実績は非常にハードルが高いです。
IMDbクレジットだけでなく、主役を演じた経験や、新聞やメディアなどに取材された経験、受賞歴、国際的な評価など、たった1年でつくりあげるにはあまりにも高いハードルがあるので、日本での準備期間にできる限りのことをしておきましょう。