第12週のブログを担当するりかです。
今週からアントン・チェーホフ原作の「桜の園」へと入りました。本作品は、かもめ、ワーニャ伯父さん、三人姉妹に続く、チェーホフ四大戯曲の中で最後の戯曲。時流の変化で没落していく貴族と召使い達が、領地の美しい桜の園を巡って繰り広げられる物語です。
日本で上演される場合には貴族の切ないお話になりがちですが、それよりもコメディに近く、それぞれのキャラが立った召使いたちのやりとりが面白いと言う話もありました。
今回の登場人物は4人。
パリ帰りの気取った田舎者ヤーシャ(従者)、ヤーシャに夢中な流行りモノ好き系女子ドゥニャーシャ(こま使い)、アイデンティティを探す孤高の一匹狼シャルロッタ(家庭教師)、ドゥニャーシャに恋心を抱くもちょっと残念で抜けてるエピホードフ(執事)
「桜の園」第1回ということで、物語全体の構成と登場人物の関係性の解説→軽く読み合わせ→実際に動きながら演じる、という流れで行いました。
やっぱりエピホードフは強烈でしたね(笑)私はドゥニャーシャ役なので絡みが多いのですが、アッキーさんが演じるクセの強いキャラを見て、ついつい笑ってしまいそうになりました。
個人的には、ヤーシャとシャルロッタの会話がちょうど終わるところで、エピホードフの隣にいたドゥニャーシャが立ち上がってセリフを言うタイミングを掴むのが目先の課題ですね。ヤーシャとシャルロッタも個性的でとても面白いです。
次回は2週間先なので、『台本を覚えてくる』と『原作を読む』がマストですね。これから読みを深めていくのが楽しみです。
今週は以上です。最後まで読んでいただいてありがとうございました!