WIAS カメラアクティング&シーンスタディ 第21週
第21週のブログを担当いたします、りんです。
今週は前週までに引き続きサイレントエチュードに取り組みました。
<レッスン内容>
*Silent Etude Scene5・6
Scene5:お店でセールになっている靴を見ている。そしてこれだという靴を見つける。
Scene6;喫茶店で1人でお茶をしている。近くのカップルが喧嘩をしている。
まず、自主練習の時間を15分ぐらいとり、その後どちらの課題に取り組むか選択。その後撮影→確認を2度ほど行い、2度目の際は1回目の気づきや
別役先生にアドバイスをいただきながら取り組みます。
<詳細>
今回取り組んだ課題は少し長めに仕上がる人が多かったです。
Scene5では”靴を見る”という動きをどう見せるのかがポイントの一つでした。靴を試着するという動作が入ると、近くからのアングルで捉えることが難しくなり、下向きの動作も増えるため表情は見えにくくなります。また、試着する際の動きの美しさも気になる点です。画をイメージしてフォーカスポイントをどこに置くか考え、どのような動きの流れにするのかを選択する必要がありました。あえて試着の動作はない演技プランにする、店員を想定して撮りやすい動きの範囲で試着を行う、自然な範囲でカメラに顔を向けられる動きを考えるなど工夫の方法は様々です。
気に入った靴が高くて悩んだり、断れず高い靴を買う羽目になったり、盗んでみたり、試着したら靴が壊れてしまったりと、それぞれの個性が出て四者四様の仕上がりでした。
Scene6では表情からカップルの動きや喧嘩の様子が見えてくるかどうかがポイントとなります。自分の動きを決めるためには、喧嘩しているカップルがどこに座っているのかや、動き・会話の内容を想定しておく必要がありました。そこにいない2人を具体的にイメージすること、そしてそれを見た反応の演技で何が起こっているのかを見せること、そのどちらも難しそうでした。また、フォーカスポイントを考えてカフェでの動作(マイム)を整理しておかないと画面の情報が多くなり分かりにくくなるなどの難しさもありそうでした。
こちらの課題は、3人ともカップルの喧嘩を面白がりイベントとして楽しんでいる様子が印象的でした。
また、今回は2つの課題全体に対しての指摘として”動きの忙しなさ”がありました。穏やかな動きの方がカメラは捉えやすいことを念頭に、全体の流れの中で何を見せたいのかを考え、見せたいところ(例えばドラマチックな瞬間など)をぐっとゆっくり演じてみるなど、緩急を意識してより魅せる映像に仕上げられる様にしたいです。