レベル1A、1Bのクラスに続き、10月からカメラアクティング&シーンスタディのクラスも始まりました!
5期生のゆうきです。
第1週のクラスについてご紹介します!
〈台本分析〉
台本に書かれている部分(オーバーテクスト)に対して、セリフの背景など台本に書かれていない部分のことをサブテクストと言います。
オーバーテクストは氷山の一角で、その下に隠れているサブテクストをどれくらい開拓できるかが俳優として役を掘り下げていく上で非常に重要になります。
ただ、飛躍しすぎて想像が妄想にならないようにも注意しなければなりません。
今回は男性視点のセリフ、女性視点のセリフについて、それぞれそこからサブテクストを読み取る練習を行いました。
・セリフを言っている人やその相手はどんな人物なのか
・どんな関係性なのか
・どんな心情なのか
・場所はどこなのか
etc
やってみると、自分一人でなく他の人の解釈も聞くことで同じセリフに対しても違った視点が得られ、新たな発見がたくさんありました。
今回は短いセリフに対しての分析でしたが、実際の台本では物語全体を通して役を掘り下げていくので、もっと考えることがたくさんあるんだろうなぁと思います。
また、脚本家や演出家の意図とのすり合わせも必要なので、一つのストーリーの中で矛盾が起きないようにも気をつけなければなりませんね。
徐々に慣れていって役に深みを持たせられるようになっていきたいです。
〈実演〉
その後、分析した結果を元に実演を行いました。
実際に動きながらやってみると、「机上で分析した内容よりもこっちの方が良いんじゃないか」などまたアイデアが出てきますね。
まずはそれぞれ自分で考えた演技プランで演じてみるのですが、僕は硬くてロボットのようだと言われました(笑)
・自分のセリフに対して相手はどんな反応をしているのか
・相手からどんな言葉が返ってくるのか
・それに対して自分はどんなリアクションをするのか
などリアルな場面を想定できていなかったため、台本を機械的になぞっているだけになってしまっていたようです。
その後2〜3回、先生や受講生同士を相手役として演じる練習を行い、最後にそれを踏まえて再度一人で演じました。
実際に相手がいる状態で練習をしたことで、人間のリアルな反応を知ることができたり、自分の自然なリアクションを出すことができるようになりました。
また、セリフを一言一句正確に言うことに捉われず、その時に内側から出てくる自然な言い回しやアドリブを入れることで、最初に比べてより自然な演技をすることができたと思います。
実際には台本のセリフを正確に言うことが求められることが多いかと思いますが、最初はそれよりも自然な演技ができるようになることが優先ですね。
これを活かして次回はもっと自由に演じてみようと思います。