5期生のゆうきです。
カメラアクティング&シーンスタディの第8週のクラスについてご紹介します!
〈台本分析&練習〉
今回はテネシー・ウィリアムズ作「風変わりなロマンス」第一場を題材とした練習を行いました。
内容は、中西部の小さな工場町にある家具付き貸間での女主人と部屋を探しに来た男との物語です。
今回はそれぞれのキャラクターを掘り下げることに加え、いかに2人が部屋のイメージを共有できているかがポイントとなります。
まずホワイトボードに部屋のイメージ、それぞれのキャラクターの性格や人生背景を書き出し、その後何度か練習をして、中間発表を行いました。
部屋のイメージやキャラクター設定など想像したようにできたつもりだったのですが、実際にフィードバックをもらってみると、まだまだその想像自体が足りていなかったことを痛感しました。
・部屋を探しに来た男はどのような行動を取るか
・男のカバンはなぜ壊れたのか
・女主人は男を気に入ったのか
・思い出に浸る女主人はどんな心情なのか
・部屋にいた猫はどのように動いていくのか
など
その後、それらを踏まえて練習した後再度発表をしてみると、1回目よりもお互いのイメージの共有がより深まったのを感じました。
一言で台本分析と言っても考えるべきことが本当に多いですね。
そしてその分析できた量や質によって、同じ台本でもこれほど違いが出るのだと実感することができました。
これからも練習を重ねて、より短時間で質の高い劇を組み立てていけるようになりたいと思います!