ブログ担当まよです。
2024年最初のこのクラス。テキストは、テネシー・ウィリアムズの『去年の夏突然に』から。〈精神科医〉と〈20代半ばの息子をもつ女性(ビネブル)〉の面談のシーンを演じます。
息子はすでに亡くなっていて、周囲から悪い噂を立てられているもよう。ビネブルは息子を溺愛しており、息子を奪った女への怒りを露わにしています。そして、経済的に困窮している精神科医に支援を仄めかします。
① 台本の読み合わせ
② 人物像・関係性の整理
③ 即興劇で人物像・関係性を探る
④ 再び台本を読む
という流れで進められました。
即興劇では、「ビネブルと息子の日常」「息子と女の出会い〜デート」「二人の仲を引き裂くビネブル」など、面談のシーンに至るまでのストーリーを肉付けしながら演じました。
台本初見では、ビネブル、息子、女のうち、誰が精神的におかしいのかよく分かりませんでした。しかし、即興劇を挟むことで、ビネブルの息子への執着心とその異常性が浮き彫りになりました。最後に台本を読み合わせた時には、ビネブルの感情の表れ方がまるで違って、狂気を感じました。短時間のレッスンでここまでキャラクターの感情を引き出せるのは凄いです…!