Harold Pinter『ナイト・スクール』のワンシーンに取り組みました。登場人物は、ウォルターとサリー。二人は知人同士の様子。
ウォルターは”あるモノ”が入った《トランク》を探すために、サリーの部屋を突然訪れます。サリーの下宿先となっている部屋は、以前ウォルターが使っていた部屋だったのです。ウォルターの探し物が見つかるまで、外で待つサリー。しかし、トランクは見つかりません。代わりに《封筒》に入った”あるモノ”を見つけます。ウォルターは満足したのか部屋を去ります。
《トランク》の中身はウォルターの所持品
《封筒》の中身はサリーの所持品
この二つの中に入っている “あるモノ” をくじで決めて、演じてみます。
例えば、
《トランク》の中身…昔の思い出の品、若返りの薬、火薬とダイナマイト
《封筒》…殺人予告の手紙、父親とサリーの不倫写真、土地の権利者
中に入ってるものの正体によって、キャラクターも反応も全く違って面白いです。演技の即興性も求められます。