皆さんこんにちは、WIASの吉岡です。今回は2/10(月)に行われた、スタニスラフスキーシステムの授業について投稿します。
今回の授業で学んだのは、”Emotional Memory(感情の記憶)”。これ自体は「過去の人生経験の記憶」と「五感の記憶」と、大まかに二種類に分けられますが、今回の授業では「過去の人生経験の記憶」の方を取り上げました。一つのシーンを演じる際、そのシーンの状況に似た役者自身の過去の人生経験を重ね合わせることで、演技をリアルにしていくことができます。大事なのはシーンの要所に使うことです。
Showcaseで使う台本に応用して即興的な演技をすることで、実際に身体や感情がどう感じたかを確かめます。自身の過去の人生経験がうまくはまれば自身の役をうまくつかむことができます。ただ気を付ける点として、感情の記憶を深く掘り起こしすぎると、その感情に飲み込まれてしまうことがあります。悲しみの演技であれば、涙が止まらないことだってあるし、怒りの演技であれば、鎮めるのに時間がかかることがあります。
また、こうした役作りのために”Emotional Memory”を使う際は、ジャンルは気にしないようにしましょう。コメディだからと言って最初からコメディを意識せず、役のその瞬間を生きることが大切です。
役作りにおいて、大事なことを教えてもらえた時間でした。以上、サンタモニカで様々な経験をしている吉岡でした。