そろそろ東京も梅雨に入るかなぁ〜っていう感じですが、皆さん体調など崩してませんか?
今日は皆既月食、24年ぶりのスーパームーンだそうですが、残念ながら厚い雲でぼんやりとした月しか見えませんでした! 残念…
それでは!
今週は柚木ひろ葉がレッスン風景をお届けします!
【Camera Acting & Scene Study】
今週から2週にかけて『かもめ』の2幕からその一部をソロで演じます。
ご存知の通り、『かもめ』はロシアの作家アントン・チェーホフの戯曲です。
私は有名な女優アルカージナを、男性は愛人の流行作家トリゴーリンを演じます。
場所と相手をイメージして演じますが、やはり自分だけで演じていると相手に追い縋る感じが出せてなかったみたいです。
テコ入れしてもらってやっと感じをつかめました。
必死に相手を追いかける感じが自分と真逆だったので理解し辛かったのですが、実際に相手がいて動いてもらうとすごく感じが掴めました!
来週はもっと台詞を自分の中に落とし込んで、しっかり演じられるようにしたいと思います!
【1Aクラス】
今週のスタニスラフスキーは、Imagination(想像力)最後の週です。
先週と同じようにカードを引きますが、今週はそのカードが表す行動が絶対ないような場所からスタートし、ストーリーを展開させていき、それによって演じる人のイメージを広げていく、という創造力を使う課題です。
演じる人は最初にカードを引き、外野が全部指示をします。
外野が考えて行動をクリアにさせて、より演じてる人がイメージしやすいように言葉かけしてあげるのです。
前半は、別役先生が外野で、どんどんストーリーを作っていきます。
最初に場所のみ決めて、ストーリーを話します(この際意味づけは考えなくて良いとのこと)。
とにかく良いストーリーを作ること!
例えば私の場合、最初は「準備運動する」と言うカードを引きましたが、場所は”高級レストラン”
私は、うさちゃん(ぬいぐるみ)の8歳のお誕生日をするために高級レストランに来ています。
2人(?!)でうさちゃんのお誕生日のお祝いをしていると、そこへ綺麗な女優さんが隣の席に座る… ここからストーリーが大きく展開していきます。
最後は格闘劇になり、そのための準備運動をそこですることになります。
なるほどぉ〜
高級レストランで準備運動!
ありえない設定だけど、ちゃんと違和感なくストーリーにハマっている…
すごいっ!
後半は、いよいよ自分たちでストーリーを考えます。その際サポートが1人つきます。
サポートは、もし外野でストーリーを作っている人がストーリーにつまったら助けます。
でも、今回は1人もサポートの助けを借りた人はいませんでした!!
私は、「物陰から覗く」というストーリーを考えることになりました。
場所は”砂漠”
ん〜(何にしよう…)
一瞬で浮かんだのは、ダカールラリー!
レースの途中でクラッシュしてナビゲーターとも逸れてしまった… というストーリーにすることにしました。
喉が渇きお腹も空いている中、砂漠を彷徨っています…
そして見つけたオアシス!
最後の力を振り絞ってオアシスに辿り着き、なんとか水を飲むことができます。
さて、これからどうしよう… と、遠くに町が見えます。
でも歩いて行くには遠そう…
そこへナビゲーターをしてくれていた相棒とも無事会えました!
なんと車も直してくれたようで、一緒に町まで行きます。
なんとか食べ物をget!
と思ったら現地の男の子に奪取され、怒って追いかけます!
やっと男の子を見つけると、その男の子はテントのようなところに入って行きます。
奪取された食べ物を取り戻そうとして中を覗いたと…
というストーリー展開にしました。
ストーリーは面白かった、と言われたものの
心の声が多かったこと、まわりの情景描写などが少なかったことなどの補足点が挙げられました。
確かにストーリーばかりを追い過ぎてた〜
またまた次回の課題です!
【1Bクラス】
シアターゲーム
「アクションリレー」
ほどよく大きな円になり体育座りをします。
1人1つずつポーズをとっていき、順にポーズを足していきます。
1回目は3周やりました。
ポーズが増えていくと徐々に覚えるポーズが増え、大変になります。
でもわからなくなってしまった時は、なんとなく周りの人が教えても良いという優しさのあるゲームです。
みんな真剣に1つ1つのポーズを確認しながら無事3周できました!
2回目は4周ということでしたが、残念ながら時間切れ!
でもちょっとホッとする雰囲気もありました笑
○インプロ
今週は「目が見えない人」の道案内!
言葉が話せるから先週までより良いかな? なんて思ったのは大間違い!!
見えない人に道案内するってすごく難しかったです!!
最初は、私が案内する人。
場所は動物園。
娘である7歳の子が迷子!
迷子と聞いて焦ってしまい、とにかく女の子
を見つけることを最優先に考えてしまいました!
本当は迷子センターにも自分が先に行って探してもらっている間に、お母さんを連れて行く、としたかったのですが、道案内もしなくては! でも早く見つけてあげないと!と葛藤してしまい、結局、自分でまわりを探した後、迷子センターに一緒に連れて行く、という風にしてしまいました…
でも、やっぱり現実的には迷子センターに自分で先に行って探してもらっているうちにお母さんを案内する、という方がお母さんも安心するし、リアリティがあったなぁと思いました。
丁寧に対応していた、とは言われましたが、案内するのも連れて行く、だけではなく、動物の声を頼りに道案内の説明をする、などの方法があったのでは?と言われ、そっかぁ〜!と思いました。
もっといろいろな方法を創造力を働かせて考えなければ!と思いました。
次は私が目の見えない人で案内してもらう役です。
お台場でフジTVまでの道案内を設定しました。
目が見えないと、なかなかわかりづらく何度も確認したり、という作業が必要なことと、点字ブロックの重要性も改めて認識しました。
★終わった後、同じペアで実際に道路に出る実習?!
1人は目をつぶり、もう1人が介助をします!
行き帰りで交替して体験します。
普段通い慣れている道も多かったのですが、実際に目をつぶって歩くと全く違った道を歩くくらい怖さはありました。
目をつぶるというのは介助の人がいても想像以上に怖いものなんですね!
私は最初、誘導する人をやったのですが、自分では出来るだけ不安のないように案内したつもりでも実際自分が目を瞑って歩くと「段差がある」と言われても下りるのか上るのかわからなかったり、明かりがチラチラ通り過ぎていくのが怖かったり、といろいろ目を瞑って歩く体験をしてみないとわからない怖さがありました。
最後に感想をシェア。
普段は気づかないようなわずかな道路の高低が怖かったり、思わぬところで様々な怖さがあるとわかりまた。
3週に渡って、耳・声・目が不自由な状態をを設定して道案内をしてみましたが、どれも案内するだけでもそれぞれに難しさがあり、どのようにしてあげるとわかりやすく、その人が安心して行くことができるのか、改めて考えさせられました。
今回も非常に長くなってしまいましたが、今週のブログはここまで!
長々読んでいただきありがとうございます!
それではまた次回!!