関東地方は16日を持ちまして今年も無事に梅雨が明けました。お陰様で暑い日々ですね、熱中症に気をつけて有意義に過ごしたいものです。
ということで、今週は工藤がお送りします。
7.14 Mind & Body②
精神と身体び2回目
1「バカンスに来たのに『今すぐ帰ってきて欲しい』と仕事の電話がきてしまい、着いたばかりでまだ帰りたくないのに、渋々帰らざるを得ず、帰る」
ポイントは日常の疲れからの開放感・リラックスと帰らなければならなくなった気分(怒り、悲しみなど)との「落差」がどう表現されるか。でも実際にやってみるとこれから落とされることが分かっていると中々存分にリラックスができませんでした。そのため、全員同時に存分にリラックスしきって、電話の合図でそれぞれの感情に変わっていくことをやり直しました。自分のタイミングで電話が鳴るよりも、他人発信で合図された方が感情の変化はリアルになると分かりました。
2「友達と楽しく飲んで帰る。気づけば終電がない。タクシーに乗る残金もない。仕方がないので歩いて帰る。夜明けになりようやく家に辿り着く。」
ポイントは楽しい・リラックスの精神状態から、苛立ちや落ち込みのネガティヴな方向への変化と、身体的にな酩酊状態のバランス感、生理現象、更に長時間歩くことによる疲労など全身の感覚を使いながら表現します。実際には身体的な状態を感じることで酔っているときの思考がついてくるのを感じました。一方、精神状態の変化により、疲労感は増す感覚がありました。見慣れた道についたときに安心感からより一層疲労を感じる人と、あと少し頑張ろうと思う人がいて、面白いなと思いました。
3「エレベーターに閉じ込められた」
3人ずつ閉じ込められました。扉が開くまでの時間は各チーム12面体のサイコロを振り、1〜12分間を決めますが、当該チームには知らされません。
前半チームは商業施設のエレベーターに閉じ込められ、どうやら火災が起きたことを察するというお題。本人達は何分かは知らないので早い段階で匂いや煙を察知。体調の変化なども感じ始めて、危機迫るものになりました。最後扉が開いて終了しましたが、恐らく扉の外はすでに火の海だったのではないかと話しました。
後半チームはある朝タワーマンションのエレベーターで大地震が起き、エレベーターが止まるというお題。仕事に急ごうかと思いながら始めたものの、大地震の場合は仕事に急ぐことはあまりないのかも…と急ぐ熱量が下がってしまいました。しかし、重要な商談を任されるポジションの人物を設定してしまったので対応は冷静ですし…やっていて面白くないな、と反省。家族の安否に不安を覚える方が急いだでしょうか。また、人間関係においては、やはり乗り合わせた人同士なので、解決に向かって同じ方向を向ける人ばかりではなく、気の合わない人もいるなと感じました。
3.11の当時は電話やメールが使えなくなってしまいましたが、その反省から新たなコミュニケーションツールとしてLINEや、連絡網機能の開発が進んでいますね。
その後の世の流れとして、私が以前就労していた企業では安否確認の入力フォームにアクセスして自己申告、申告がない場合には会社から連絡があり、応答がない場合には安否不明者として社内でリストアップされ管理されるシステムを導入しており、定期的に防災訓練のようなテストを行っていました。便利ですね。
余談ですが、あの日高校生だった私は千葉県のアミューズメントパークにおり、外に座ったまま5時間待機。とにかく寒くて、散歩に行くと少し気が紛れたり、ポップコーンがもらえたり(でもも普段のポップコーンのようなワクワクではない、食料としてのポップコーンに感じました)、当日帰れるつもりが、どうやら野宿になりそうだという考えに変わり、ただ座っているだけなのにリテラシーのない方々にカメラを向けられるのが不快だったり、携帯に心配して連絡を入れてくれるのはありがたいが、貴重な連絡手段の電源を消耗したくない気持ちや、東北にゆかりのない私でも色々なことを感じました。結局、パークを跨いで移動した先のレストランで暖かい非常食をもらいながら、一泊して翌朝シャトルバスに2時間並んで、、噴水みたいに水が吹き出てぐしゃぐしゃになった道路を眺めながら知らない電車を乗り継いで…帰宅したのは3.12の午後でした。そのこともあって、あのパークに行っても、旅行に行っても、安らげないどこか冷静な自分がいるのです。家が一番。
他人の迷惑になることでなければ何でも経験しておくのは引き出しになりますが、時として、壁になることもあるな…と感じます。難しいですね。
7.15 シアターゲーム&インプロ
シアターゲーム「Knot」
詳しくは、リンクをご参照ください。大変分かりやすくまとめてありましたので引用しました。
手を繋いで、解く。時に助言しあいながら。でも解けないこともある、それが人生。
今回は体験のメンバーもいらしたので、アイスブレイクも兼ねて、楽しいゲームでした。
インプロ「似顔絵」
客)似顔絵が自分と全く似ていない。
絵描き)完璧に似ていることはありえない。特徴を捉えているだけ。「似ていなければ返金します」とも書いていないので、納得してもらわないと困る。
今回は実際に似顔絵を描きながらやってみました。
ポイントは絵描き側は似顔絵を描きながら会話を止めないこと、客側は絵描きのトークにしっかりリアクションできるか、また、完成した似顔絵をみた時のリアクションです。
何かしながら会話を続けるのは、私は職業柄苦労はありませんでしたが、慣れないと難しいようです。自然なリアクションにはお互いに協力して引き出し合うしかないと感じました。相手が思わず笑っちゃうアクションや、怒らせてしまうアクション、引き出しを増やして、上手く使えるようになりたいです。
それぞれ観光地だったり、商業施設だったり、様々なシチュエーションが揃いました。一度頼んでしまうが、でき次第で金を返せと言いたくなる価格設定も考えさせられました。実際やってみると、このくらいならまあいいかなと意外とお人好しな皆さん。さらには、お客さん側の期待値が高すぎて恐縮する絵描き(代理人)などもありました。個人的にはゆうこさんとあっきーさんのハワイにて、日本人観光客を捕まえる自称マレーシア人の絵描きのやりとりが好きでした。都合が悪くなると言語が通じなくなる手口が巧妙で…。
まとめ
精神と身体、今まで声をこねくり回す方法ばかりを叩き込まれていた私には不慣れな部分でありますが、身体の状態を呼吸に変換しつつ、少しずつ習得していきたいと思います。