WIASレベル1ー3週目
初めまして。
この9月に新たに加わりました、WIAS 4期生の”りん”です。
レベル1クラス第3週のブログを担当致します。
レベル1A<スタニスラフスキー>
<レッスン内容>
*アレクサンダーテクニーク
▷4. 自分自身のチェック ー Breathing(寝転がった状態)
▷5. 生活を変える
▷6. エクササイズ
▷7. アレクサンダーの知恵を自分に
*スタニスラフスキー
▷#スタニスラフスキー・システムの分析
<詳細・感想>
ゆうこさんにもお会いすることができ、賑やかに始まった今週の前半はアレクサンダー・テクニーク3週目でした。
まずは、前回の「4. 自分自身のチェック」の Standing、Sitting、Walkingの復習で立ち姿勢の確認から。先週学んだことを踏まえて、自分で正しい姿勢をつくってみて、数人のグループで確認し合いました。
確認が終わると、先週の続きでBreathing(寝転がった状態)の内容へ。全員で肺の位置や形を確かめてから、実際に寝そべった状態で体を確認します。呼吸をしている時どのあたりが動いているのかを一人ひとりやペアで確認したり、声を出した時どこで響いているのかを体感したりして体への理解を深め、呼吸や発声について学びました。 普段何の気なしに行っている”呼吸”や”発声”ですが、意識的に確認してみると自分の癖に気がつき、先週の姿勢と同様に、日常生活の中から変えてみようと思う部分の多い内容でした。
体のチェックの次は「5. 生活を変える、6. エクササイズ、7. アレクサンダーの知恵を自分に」の項目へ。6のエクササイズでは背骨の位置を正すストレッチを実際に行い、5・7では如何に普段の生活から自分と向き合い、整えていくべきなのかを学び、考えました。
姿勢のベクトルを上向きにすることや行動に目標を持つことを説くDirection(方向づけ)、自己中心的ではいけないけれど、自分で自由に思考し行動することを説くChoises(選択)、時間に縛られすぎないようにすることなど様々な教えがありましたが、個人的には「Faulty Sensory Perception」の文言がそれまでの内容と相まって印象的でした。
3週間かけて取り組んだアレクサンダー・テクニークの内容を通して、より具体的に自分の行動や考え方の癖が見えてきて、無意識に緊張状態を作り出してしまっている部分があることを再認識できました。”なんとなく”で不調の原因を抱えたまま過ごすのではなく、こまめに立ち止まり自分の心身の状態を確認する習慣をつけたいと思います。
後半は#スタニスラフスキー・システムの分析に入りました。
スタニスラフスキーのメソッドの中で使用されている演技の要素の一覧表を見ながら、今まで自分がその要素をどれくらい意識していたかを考え、その要素が示す内容について話し合いました。演技におけるあらゆる要素を網羅しているとされる様々な要素が並んでいましたが、現段階ではあまりピンとこないものもあり今後学んでいくのが楽しみです。3分の1くらいまで進んだところで時間がきてしまったので、次回はこの続きからとなりそうです。
レベル1B<シアターゲーム&インプロヴァイゼイション>
<レッスン内容>
*ムーブメント
▷股関節の上げ下ろし、膝の上げ下ろし、足首のシェイク、深い屈伸
*シアターゲーム
▷テーマは”信頼”。マネキンのような状態で前や後ろにいるメンバーに向かって倒れ込む。
*インプロヴァイゼイション・コントラスト
▷「映画の感想」
<詳細・感想>
第3週のムーブメントは股関節と膝シリーズでした。無駄に力が入らないようにするのがポイントとなる動きが多かったように感じます。少し続けてやっていると太ももなどに疲れを感じる人が多かったようです。
シアターゲームは相手への信頼感が試されるお題だったように感じます。最初は前向きで相手が見える状態で徐々に倒れ込みます。次に目を瞑り、さらには後ろ向き、前後両方、最後は歩きながらランダムに。初めは倒れる方も受け止める方も恐るおそるで、体が”く”の字になったりよろめいたりと辿々しい感じでしたが、回数を重ねるごとに軽やかにある程度の安心感をもってできる人が増えていったように感じました。ランダムになった時はどこかお互い探りさぐり歩いているような感じもあり面白かったです。
インプロ・コントラストは「映画の感想」がお題で、「A:観た映画がとても気に入った。アクションやCGなど素晴らしいと熱を込めて褒め称える。」「B:ハリウッドらしい、金をかけたスペクタクル重視の作品だったので辟易としている。」という設定でした。6人をくじ引きで3つのペアに分け、役などを変え2回づつ行いました。
取り組む際のポイントとして、「映画のイメージを共有できるか」「感情を出すことができるか」「2人の関係性はどうか」「どんな映画を見たか伝わるか」「話している場所がどんなところか」などが挙げられました。
取り組んでみて、ペア同士で映画の内容のイメージを共有することやそれが見ている人にも伝わっているか、設定を活かしてより2人の関係性や場がより見えるような展開ができるか、など難しい点がいろいろありました。ただ、個人的にはもちろん反省点もありますが、先週(「歯医者」)より身近なお題で、目の前のコミュニケーションを楽しむことができました。また、同じお題でもその時々で全く違うものになる面白さをとても感じる回でした。
3週目の1Bはお休みが複数いましたが、4週はより賑やかになると良いなと思います。
以上、レベル1ー3週目の様子でした。