レベル1A・B 第10週(11/10・11)
レベル1第10週のブログを担当します、りんです。
朝晩はだいぶ冷え込むようになりましたが、第10週も色々体を動かす内容でレッスン中は少し汗ばむくらいです。
レベル1A<スタニスラフスキー>
<レッスン内容>
*ムーブメント
▷スイング系(上半身を倒して腕を前後にスイング、横にスイング、上体を起こしたり回転させたり)
*スタニスラフスキー
▷重心とバランス第4回。重心とバランスを分析、共有、実践。
<詳細・感想>
重心とバランス第4週の今回は重心とバランスについての分析から入りました。重心を前・後・バラバラの状態でそれぞれ歩き、その状態を観察してどのような印象を受けるか、どのような属性の人物に見えるのか等を観察・分析・考察します。2つのグループに分かれて取り組み研究結果を発表しあってみると、同じ分析結果の部分もありましたが、おばあちゃんは前重心なのか、はたまた背中の曲がりを補うために後ろ重心なのかなど意見が分かれる部分もあり面白かったです。また、重心が前にあるか、後ろにあるかで心情もだいぶ違って見える点も興味深く、私たちの体と心は繋がっているのだということを改めて実感しました。
次に行ったのはペアで体を動かしながらの重心研究。まずは一方が様々なポーズを取り、見ている側がその重心を推察。ポーズをとっている人に重心があっているか確認し、大方重心の位置が掴めてきたところで今度は一方が重心の位置を示し、それに従ってもう一方がどんどん体制を変えていくという課題です。ほんの少し重心が変わるだけで体勢を案外大きく変える必要があり、遅れないように重心をなぞって動くことは結構難しかったです。
最後には「夏祭り」をお題に重心とバランスを意識した短時間のインプロヴァイゼイションを行いました。射的の屋台で前重心になったり、気持ちの上がり下がりを表現するために重心に変化をつけたり、重心をバラバラにして酔っ払いを演じたりと各々が重心とバランスを意識して演じていました。
今まで個人的に動きの流れの中で重心を意識することは多かったですが、それだけでなく内面なども含めて重心とバランスを考え、上手に演技で取り入れられるようになりたいと思います。
レベル1B<シアターゲーム&インプロヴァイゼイション>
<レッスン内容>
*ムーブメント
▷膝を中心に
*シアターゲーム
▷ジェスチャーで文章伝える
*インプロヴァイゼイション・コントラスト
▷「バイト終了」
バイト:朝から晩までのバイトで疲れ切っている。早く帰って眠りたい。
正社員:夕方からの仕事でまだまだ元気。店内をいつもよりきれいに掃除して帰りたい。
<詳細・感想>
今回のムーブメントは膝や腿を使って椅子から立ち上がったり、膝立ちで上体を後ろにそらしたりと膝周りを中心に筋力も必要なものが多かったです。
シアターゲームでは、厚いガラスを挟んで会話をするようなイメージでジェスチャーで文章を伝え合うジェスチャーゲームのようなゲームに取り組みました。まずはペアで自分の考えた文章を伝え合うウォーミングアップから。少し慣れてきたところで、別役先生の考えた少し長めの文章を表現し、ペアの相手に当ててもらい、その速さを競うゲームを行いました。伝える側は相手に伝わりやすい表現はどのような動きを使えば良いのかなど、読み取る側もなんとか文章を汲み取ろうと、どのグループでも様々な試行錯誤がなされていました。
挑戦してみると「彼氏」などのイメージが共有しやすい言葉を表現することは比較的簡単でしたが、地名や固有名詞などで”自分自身あまりそのことに関する具体的なイメージがない言葉”は、いざ表現しようと思ってもジェスチャーが思い浮かばず表現することがとても難しかったです。これは実際に演技をする際も同じことが言えるのではないかと思いました。
インプロでは、仕事終わりのバイトさんと正社員をペアで交代で演じました。どんなお店なのかわかるように場を使う、2人の関係性が見えるような会話、2人の疲れ具合の対比など、伝わるように表現するのはなかなか難しかったです。終わってみて落ち着いて振り返ってみると「こんな展開もできたかな」「あの場面はこう返したらよかったな」など色々思うところがあるのですが、取り組んでいる最中は迷ったり躊躇している間にどんどん進んでいってしまいます。瞬発力や相手を信用して飛び込む勇気をもてるようにしていきたいなと思います。
以上第10週でした。