レベル1A・B 第19週
レベル1第19週のブログを担当します、りんです。
今週は新年会もあり、4期生同士はだいぶ打ち解けてきたかなという雰囲気になってきました。
レベル1A<スタニスラフスキー>
<レッスン内容>
*ムーブメント
▷下半身シリーズ。股関節を引き込んで前後に揺らす、膝下を脱力した状態で前・左右に揺する、足裏をつけたまま屈伸(だんだん足幅を広げて)、足首のシェイク。
*スタニスラフスキー
▷筋肉最終回。マイムのまとめとして複数のワークに取り組みました。
<詳細・感想>
数週間にわたって取り組んできた”筋肉”(マイム)をテーマとするのは今週が最終回でした。前回までは物を観察し、マイムを練習することを繰り返してきましたが、今週は初めからマイムを使って演じるワークに色々挑戦しました。
「重さの変わるトランク」
トランクを持って歩いていると、急にトランクが重たくなったり、かと思えば軽くなったり。トランクに振り回されながら歩きます。力の入れ具合の表現やトランクの形・動きをしっかり感じて表現することなど難しい点が色々ありました。個人的には重たくなる時より急に軽くなる時の方が加減を想像・調整しにくく難しかったです。
「意志をもった物体」
急に上向きに進んだり、壁や床にくっついたり、止まったり、人に向かって行ったりと手に持ったものが”物の意思”で自由に動いているように見えるように演じます。振り回される体の動きを想像して動くことはもちろんですが、動き方が単調にならないように動きのレパートリーも考えながら動くのが難しかったです。
「空中で止まるボール」
小さなカラーボールを片手で持ち、あたかもボールが空中で止まっているかのように手を動かします。手首を起点に動かしてもボールは止まっているように見えず、ボールを起点に腕全体を回し込むように動かすと、なんとなくボールが止まっているように見えなくもないかなという感じでした。上手な人もちらほら。中にはまるで手にボールが吸い付いて見えるような人もいました。
「2人で鋸で木を切る」
大きな鋸を持って2人で木を切るマイムを行います。鋸の形が歪まないようように2人の手の高さや鋸を引く動きのリズムを合わせる必要があります。ちょっと油断すると鋸が伸びたり縮んだりしてしまいます。1人で行う時とは違い物の形や動きのイメージを相手と共有し、相手の動きも見ながら動かなければならないので更に難しかったです。
「引越し作業」(グループ)
2グループに分かれて引越しの荷物を想像し、運ぶマイムを行います。様々な家具の形や重さを考え、どこをどんなふうに持って運ぶのか、それを運んでいたらどんな歩き方になるかなど考えることがたくさんあります。鋸のワークでは物の形はあらかじめ決まっていましたが、今度は物の形の共有から始まります。共有できていたつもりが、いざ運び始めてみると明らかに想定している形が違う、思っていた方向と違うなんてことも……。人によってthe〇〇の形がいろいろなんだということを改めて実感するワークでもありました。
「家づくり」(みんなで)
全員で家を作るマイムのワークです。何もない空間に壁や柱を設置するところから始まり、キッチンなどの施工も行います。今回は家づくりチームと庭づくりチームに分かれて作業しました。どんな間取り・構造にするのか、部材の質感や重さ、どこに何を置くのか?などなど共有しなければならない情報が山ほどあります。全員が”そこにあるはずのもの”を感じられないといけないのですが、作業中何度も施工済みの箇所を破壊したり、庭の池の大きさ・形が変動するなど、なかなかの空間の歪みが生じていました……。そこにない物のイメージを共有して動くのは本当に難しかったです。
レベル1B<シアターゲーム&インプロヴァイゼイション>
<レッスン内容>
*ムーブメント
▷肩・腕・股関節など。片足を踏み出した状態で片腕を持ち上げその反動を使ってぐるぐる回す。両腕を同じ方向にぐるぐる回す。頭上で腕を投げ縄のように回す。片足を引き込んでスイングする。
*シアターゲーム
▷Tribe2。
*インプロヴァイゼイション・コントラスト
▷「ルームメイト」
<詳細・感想>
今回のムーブメントは片足を踏み出した状態で片腕を持ち上げその反動を使ってぐるぐる回す。両腕を同じ方向にぐるぐる回す。頭上で腕を投げ縄のように回す。片足を引き込んでスイングするなどでした。
Tribe2は以前やったTribeを基としたゲームです。全体を感じ歩く速度を揃えるところまでは同じですが、今回は影のリーダーを決め、リーダーは周りに悟られることなく速さをコントロールしようと試みます。そしてリーダー以外の人は速度を揃えつつ、誰がリーダーだったのかを考察します。前半はリーダーは1人、後半は2人、最後は加速を試みるリーダーと原則を試みるリーダーの2人で行いました。
まず、そもそも速度を合わせることができていないとよりリーダーがわかりにくくなってしまいます。全くリーダーではないけれどずれ具合からリーダーと疑われる人がいたり、全体からずれている人を見つけてあえてその人に速さを合わせていたリーダーがいたり、とTribeそのものの出来具合もよりわかる気がしました。リーダーとして意識的にでもバレないように速度を変えるのはなかなか難しかったです。特に全体が減速していく傾向にあるので、加速させようとすると1人だけ明らかに動きが速く浮いてしまい、すぐにばれてしまいました。今回はすずちゃんがリーダーも当てるのもお上手でした。
インプロのテーマは「ルームメイト」時間は7分間。”怠け者で掃除も面倒臭いA”と”綺麗好きで働き者のB”をペアで交互に演じました。「綺麗にしたい」と「面倒くさい」の掛け合いは意外と単調になり易く、変化をつけるのが難しかったです。何か行動を起こそうかなと思いつつも目の前のやり取りをしている間に7分経ってしまいました。また個人的には”だらだらの度合い”が難しかったです。自分の中では具体的なイメージもあり、結構だらしなくダラダラとしてみたつもりでしたが、全然足りなかったようなのでその辺も研究せねばと感じました。
次回からスタニスラフスキーは新単元に入る予定のようです。一旦マイムがテーマのクラスは終わりますが、マイムはインプロでもシーンクラスでも使うものなので、今後も練習を続けていきたいと思います。
ありがとうございました。