色々あって数年ぶりにダンス練習中の工藤です。勘を取り戻すのに3日かかりました。
YouTubeは再生速度も変えられるし、いい時代ですね。
1/26 スタニスラフスキー
行動と心理-2回目
時・所・状況が行動に与える影響を考えてみる続きです。
今回は、紙を燃やす、新聞を読む、コートを脱ぐをそれぞれお題のカードに応じて正当化させます。
その後見ていたメンバーにお題が何だったのか当ててもらいます。
①紙を燃やす→燃やす経緯が分かるのはもちろんだが、熱さや風向きなどの影響が見えると良い
思い出の品をやむなく燃やす
古新聞や本、雑誌などを燃やす
寒くて髪を燃やす
秘密の書類を燃やす
②新聞を読む
新聞で知人が亡くなったことを知る
最近観た映画や演劇の劇評を読み、自分は劇評家の意見と全く同じ/全く違う意見
英字新聞を読む
③コートを脱ぐ
おなかぺこぺこ、帰宅して脱ぐ。
女優かスポーツ選手、そろそろ自分の出番で脱ぐ。
デートでおニューのコートを脱ぐ。
友人の見舞いから帰宅して脱ぐ。
次回は色んなオリジナルバージョンをやってみよう。
1/27 シアターゲーム&インプロ
シアターゲーム「Switch Back」
「髪を切る」「字を書く」「食べ物を食べる」という行為を一人ずつ順番に行います。
「スピード」「重さ」「?」から好きなお題において前の人よりまずは「より大きく」、次に「より小さく」していくゲームです。
①髪を切るは動作は概ね変えず、「スピード」に変化をつけました。
②字を書くは「重さ」に変化をつけて、重い時は力がこもり、軽い時は引っ張られるよりもふわりとさせる方が軽そうに見えました。
③食べ物を食べるは「スケール」をどんどん大きくしていきました。初めは食べ物の大きさに囚われがちでしたが、とれたての魚に齧り付いてみたり、長ぁいテーブルの端と端でお食事をしてみたり、段々大喜利みたいになってバリエーションが増えました。
インプロ ソロ
仕事で報告書を作成している。17時までに上司に出さなければいけないが、あと15分しかない。
今度同じことをしたらクビだと言われている。
・ブラック企業で過剰労働の末、上司に楯を突く。
・新米で一生懸命取り組んでいるけど限界で先輩に助けてもらいながら何とか提出させる。
・課長に対して横柄な態度。仕事に取り組む気さえない。実は部長と交際している。
・部長の弱みを握って何とか時間までに部長を退社させて時間を稼ごうと試みる。
人数が少なかったので、エキシビション→「上司と同僚にも登場してもらう」
【学び・感想】
行動と心理はBefore Timeがある程度見えないと、観ている人に察してもらうのも難しいので必要なだけきちんと補足する必要性を感じました。
また、新聞文字列が縦横どちらか、サイズ感も英字新聞との違いが出ます。着ているコートの形や脱ぎ方など、日常でその瞬間に考えていることではなくても、演技においてよく考えて行動することは非常に大切だと学びました。もし、衣装や小物を用いた作品なら、その意味を考えて最大限に活かさなければいけないなと感じました。
ゲームは個人的にはスケールが一番楽しかったです。新卒の頃、ブラック病院で働いて上司に罵声を浴びせられながら、毎日朝晩4時間以上サービス残業させられて、早くこんな病院やめてやろうと思っていた時のことを思い出しました。サービスの時点でアウトだけれど、時給出ていたとしても単純計算で残業月80時間って36協定違反もいい所…。ということで、今回はそんな嫌な上司や嫌な職場ではなくて、お話の中ぐらいは美しくあってほしい気持ちでやりました。
感情が出せるようになってよかったなと思う今日この頃です。ソロだと色んなことを勝手にできるので設定がきちんとしていれば見応えが満点。エキシビションの時には全体の構成を何となく意識して、相手にきっかけや影響を与えないといけないなと感じました。