はじめまして、第5期生として10月から入学しました、トウコです!
〈ムーブメントトレーニング〉
背骨編
猫背と反り腰を、呼吸しながら繰り返して、じわじわと汗をかきました。
そして、
レベル1A〈スタニスフラスキーシステム 実技編〉
今週は、第4週で取り上げられた演技に必要な要素の中の1つ、「緊張と解放 Release & Relax」を実践しました。
人は人前に出たり、大事な出来事を目の前にしたりして緊張すると…呼吸が浅くなる→血行が悪くなる→全身に血液が充分に行き届かず、頭の回転が遅くなってしまいます。
「緊張」と「解放」のどちらも知ることで、自分自身をコントロールできるようになります。
*初めての参加で少し緊張していた私にとって、ピッタリのテーマでした!
まず、全身緊張と解放を繰り返しました。
※全身緊張:筋肉全てを緊張させる
※解放:脱力する
①なぞなぞ:縦2列に並び、先頭の人が全身緊張状態で、講師の別役さんが出したなぞなぞに答える。後ろの人はリラックスした状態。
*回答者は先頭の人のみ
②常識問題:輪になって、一斉に全身緊張して、別役さんが出した常識問題に答えられた人のみ解放できる。
③全身・部分緊張:ヨガマットに仰向けの状態で、緊張と解放を繰り返す。
ex.) 右腕と左ふくらはぎ(他の部分は解放)
*筋肉は連動するので、他の部分に力が入らないように注意する
④部分緊張:1人だけ前に出て、残りの人たちが見えない間に部分緊張させ、準備ができたら合図を出す。部分緊張させている部分を当ててもらう。
*何度も指摘される所は、無意識に力が入ってしまう癖なので自覚する
*感想
・個人的に部分緊張がとても難しかったです。元々緊張しやすく体に力が入ってしまいがちなので、最初は上手くいかなかったのですが、しっかり脱力してから部分緊張させたら、始めより上手くできました。
・他者の部分緊張をどこか当てる時、違和感はあるのにどこだか分からないのが、もどかしかったです。ここでは故意的に緊張させているけれども、もし演じている最中に自分自身の癖が出てしまったら、視聴者に不快感を与えかねない、更には作品のイメージダウンにも繋がりかねないと思いました。
・こんなに自分自身の体と向き合ったのは、初めてかもしれないと感じるほど、がっつり集中してテーマに沿って練習ができました。
☆別役さんからは…
「スポーツ選手じゃない限り、日頃から自分の体を意識する人は少ない。日常生活でたまに思い出して、今体のどこに力が入っているか、入っていたら抜くを1週間意識するのが宿題です。」
*体の力を抜く意識をこれからも続けます!
ーーー
続きまして、レベル1B
〈ムーブメントトレーニング〉
肩・腕編
個人的に左肩が硬くて回しづらかったです。
普段、左側を酷使しているのだと実感したので、念入りにほぐそうと思いました。
〈パントマイム〉
1人だけ前に出て、あるものを思い浮かべながら、その輪郭をなぞっていき、見ている人に当ててもらう。
*実際にそこにあるわけではないので、高さや大きさにズレがないように注意する
*感想
・実際にないものをなぞるため、ズレたら見ている人に伝わらないというプレッシャーを感じたり、ここまできたら角だったなとか自分自身の手先の力を制御したりするので、とても神経を使い、手も震えました。
・終わってから、あの部分をなぞればもっと分かってもらえたかなと考えると、自分自身の引き出しの少なさを実感します。何気なく見ているものを、より注目して観察しようと思いました。
・電子レンジやトイレは、年代ものによって型が違いますが、なんとなくで理解できました。
〈インプロヴィゼーション〉
テーマ「通りでバッタリ」
設定は以下の通り
A:信じられない。10年ぶりぐらいだろうか。
Bがこれまで何をしていたのか聞きたい。
B:誰だろう。Aは自分のことを知っているようだが、思い出すまで知っているようにふるまって、相手に合わせよう。
*年数を変えてもよい
各ペアごと、様々な関係性で演じました。
*感想
・ペアの方が方言を混じえて、Aを演じてくれた時、関東出身の私には方言の引き出しがないに等しいので、引き気味の敬語で貫くことしか思いつかず、使いこなせなくとも、方言の勉強もしたいなと思いました。
・短い時間でAとB、与えられた設定を頭に入れて、新たに考えた設定と掛け合わせて表現し、それを更に展開させていく。もちろん、過去のエピソードがあり、それによって今の態度があるなど、“繋がり“が大事だと感じました。
・Aが勢い良く話しかけると、どうしてもストーカーみたいに見えてしまったし自分自身がそうなってると感じたので、そこの塩梅を日常生活や作品の同じような場面を観察して学びます。
☆別役さんからは…
「最初の話しかけるまでのプロセスが大事。どんな風に、どこを見て、Bだと気づくのか。長い間会ってなかった人に久しぶりに会って、思い出すのは簡単ではない。展開にひとひねり加えるのも大事。設定を細かく決めても、その場で出たものが全て。」
*演じ始めてから、打ち合わせにはなかったキャラになっていたのがとてもわくわくして面白かったです!