5期生のまよです。
第12週のクラスを紹介します↓
レベル1A〈スタニスラフスキー〉
先週に引き続き「重心とバランス(Balance&Center of the Gravity)」を学びました。
◆ 舞台登場時のエネルギー
舞台登場時のエネルギーをコントロールするレッスンをいくつか実践しました。
舞台登場時にエネルギーがないと、「ただの人」が紛れ込んできたように見えてしまいます。
役に応じてエネルギーを発し、コントロールすることで、どんな人が登場したのか分かるようにしなければなりません。
①王様に急ぎ伝令を伝えにくる(走って舞台に入ってきて、王様の前で止まる)
*ポイント*
・勢いよく走ってきて、しっかり止まること。よろけたりすると、変な空気が生まれてしまう。
→ 勢いを制御する身体能力が必要。
・王様と近すぎず遠すぎない、ちょうど良い位置で止まること。
② 王様に悪意を持ってゆっくりと近づく
*ポイント*
・ゆっくり歩く際、バランスを崩さないように注意すること。
→全身に意識を行き渡らせ、コントロールする身体能力が必要。
③ ①の失敗例をやってみる
・オーバーランする。
・王様を見ず、ずれた方に視線をやる→スカされた感じがする。
・走ってくるが、伝令を伝えるのではなく、王様の前に落ちているモノを拾いおもむろに去っていく。
・脱力して向かってくる。
③色んなパターンで登場してみる
例)
・動線を変えてみる。
・近づいてナイフを振りかざす。
・肩をとんとんする。
などなんでも!
*全体の感想*
実践したことは、「王様に伝令を伝えるために、舞台に走って入ってくる」という非常にシンプルな動きです。しかし、エネルギーをコントロールする能力や細かな動きの違いによって、見え方が大きく変わることに驚きました。そして、エネルギーをコントロールするためには、身体能力を上げることが不可欠です。気持ちでは止まりたい、こう動きたいと思っても、身体能力が足りなくてうまく制御できずもどかしかったです。地道に鍛えていきたいと思います。
◆ シチュエーションの違いによるエネルギーのコントロール
シチュエーションによって、エネルギーをコントロールするレッスンを実践しました。
どんな人を演じるかによって、エネルギーの高低・速度を意識して歩いてみます。
そして、見ている人にどんな人を演じたのかを当ててもらいます。
レッスンでは、縦軸=エネルギーの高低、横軸=エネルギーの強弱とし、シチュエーションごとに点が打ってある座標を使いました。
*シチュエーションの例*
・愛するものの死:エネルギー=高い、スピード=遅い
・緊急事態発生:エネルギー=高い、スピード=速い
・寝起き:エネルギー=低い、スピード=遅い
*全体の感想*
・シチュエーションだけでなく、感情によってもスピードやエネルギーは左右されると気づきました。
・私の場合は、高身長で歩幅が大きいため、見ている人から「スピードが速く感じる」とフィードバックをもらいました。私としてはゆっくり歩いているつもりだったので、自分の感覚と人が見た時の感覚に差があることに気づかされました。舞台は人に見せるものなので、客観的にどう見えるかを意識して、修正していきたいと思います。