5期生のゆうきです。
第13週のクラスを紹介します↓
レベル1A〈スタニスラフスキー〉
前半は先週に引き続き「重心とバランス(Balance&Center of the Gravity)」を学びました。
◆ シチュエーションの違いによるエネルギーのコントロール
引き続き、縦軸=エネルギーの高低、横軸=エネルギーの強弱としてシチュエーションごとに点が打ってある座標を使い、エネルギーをコントロールするレッスンを実践しました。
1人(歩き手)がシチュエーションを選び、エネルギーの高低・速度を意識してもう1人(受け手)に向かって歩いてみます。
受け手やその他の観察者はその様子からどのシチュエーションだったのかを当てます。
今回は歩き手と受け手が向かい合った状態だけでなく、受け手が背を向けた状態で歩き手がどのシチュエーションだったのかを感じ取る練習も行いました。
*シチュエーションの例*
・愛するものの死:エネルギー=非常に高い、スピード=非常に遅い
・緊急事態発生:エネルギー=非常に高い、スピード=非常に速い
・寝起き:エネルギー=低い、スピード=非常に遅い
・これから飲みに:エネルギー=やや低い、スピード=やや速い
*感想*
エネルギーの高さやスピードの速度が極端なものは表現しやすいのですが、微妙なものは難しいですね。
受け手も向かい合っている時は歩き手の表情から読み取ることもできるのですが、背中を向けているとなかなか当てられませんでした。
また、個人的にはついエネルギーの高さ=テンションの高さだと勘違いしてしまい、「これから飲みに」のエネルギー=やや低い、スピード=やや速いという状態がどういうことか掴めていませんでした。
でもよく考えてみると、エネルギーの高さは思いの強さや感情の強さなので、確かに飲みに行く時には軽い気持ちでエネルギーは低めなのだなと気付きました。
歩き方一つで微妙な違いを表現できるような本物の俳優になっていきたいですね。
後半は「筋肉とパントマイム」に入り、今回は椅子を使ったパントマイムを練習しました。
◆ スタッキングチェアを運ぶパントマイム
・まずは1人で実物の椅子を運び、覚えた重さ、形などを元にパントマイムで再現する練習
・次に2人組でお互いのパントマイムをチェック
チェックする側は時々ストップをかけて実際の椅子を当てはめながらパントマイムが正確かをチェックします。
・最後は1人が実物の椅子を運び、もう1人がそれをパントマイムで再現
◆ 折り畳み椅子を受け渡すパントマイム
・3人組でまずは実物の椅子を回しながら重さ、形などを確認
・次に単純に椅子を受け渡していくパントマイム
・最後に椅子を折り畳んだり受け渡したりしていくパントマイム
*感想*
やってみると、物の重さ、形、感触、色、匂いなどをリアルに想像することが非常に難しいことがわかりました。
しかしそれができてパントマイムがピタッとハマっている時は本当にそこに物があるように見えますね。
今回はシンプルな動作でしたが、それでもかなりの集中力を必要としました。
パントマイムだけでも集中力を使い果たしそうなのに、実際の芝居では感情やセリフなども必要となってくるので、演じるということは本当に大変ですね。
しかしこれを積み重ねていけば本物になれるんだなと楽しみにもなりました。