ブログ担当のまよです。
【スタニスラフスキー】
今回の単元は、感情の記憶(Emotion Memory)/感覚の記憶(Sense Memory)です。
演技に人生で経験した記憶を利用するとリアルになります。
過去の記憶を利用したシーンアクティングを2つやりました。
(1)懐かしいと感じるもの
古い記憶だけど、心に深く残っている体験を五感を使いながら演じます。
〈今の自分が当時の場所に行く〉または〈当時の再現〉でやってみました。
私がやったのは、現在の自分が高校時代の競技かるた部の部室を訪れるという設定。
部室の間取り、畳やかるたの匂い、当時みんなでよく食べていたお菓の味など鮮明に思い出すことができました。自分が実際に体験したことなので、普段のインプロよりも明確にイメージして演じることができたように思います。
(2)新鮮に感じるもの
最近、初めてした体験を五感を使いながら演じます。
私は、1週間前に台風で新幹線に4時間閉じ込められた時のことを演じました。
新しい記憶なので、時間の経過とともに起こった出来事、その時の感情を具体的に思い出しながら演じることができました。
他のメンバーは「職場で出会ったちょっと変わったお客さんとのエピソード」「公園での休憩中に出会った面白いおじいさんとのエピソード」を演じていました。普段の生活の中にいつもと違った体験があると、新鮮で記憶に残りやすい、ということですね。新しい体験は向こうからやってくることもありますが、自分から新しい体験をしに行くことも、記憶の貯蔵庫の中身を増やす上で大切でだなと思いました。