今週はまっさんが担当します。
お休みの方が複数いらっしゃり、今回は受講生3人のこぢんまりしたグループでした。前半のワークはルドルフ・ラバン氏が提唱している練習のようでした。1人はマリオネットのように体の部位に糸が付いていて、他の人がそれを持ち上げたり引っ張ったりしてテンションをかけます。糸を引っ張られている人は、自分の体の部位に神経を集中させなければなりません。糸を操る人は、程よいところで「ちょきん」と糸を切ると、マリオネット役の人は元のポーズに戻ります。役割を交代して、全員がマリオネット役を繰り返した後、第2ラウンドは操る人は2人に増えます。それが済んだら第3ラウンドは操る人は3人になります。マリオネット役は、3方向に意識を向けなければならず、大変です。マリオネット役をやっみた感想ですが、普段の生活で体を使う時より、かなり自分の体の動き、捻れ方、バランスに意識的になりました。後半のワークはインプロ・ソロで、テーマは「リモコンの故障」です。「暑い中、汗だくで家に帰る。急いでエアコンをつけようとするが、リモコンを落としてしまい、リモコンが壊れる。エアコンをつけられない。部屋はものすごく蒸している。」一人一人が3分の持ち時間で表現した後は、「暑さ」ではなく、「寒さ」バージョンで「リモコンの故障」を行いました。ソロの後はグループでインプロを行いました。テーマは「映画撮影の現場で、出番待ちをしている俳優たち。控室の教室にはエアコンが無く、室温は38℃を超えている。」こちらも、第2ラウンドは「寒さ」バージョンで行いました。インプロをやってみての感想は、「暑さ」「寒さ」を毎日のように体験しているにも関わらず、それを十分に感じて表現する、ということは、意外にも難しいということでした。