今回のブログはトウコが担当いたします!
本格的に寒くなり、体調を崩してしまう方が増えてきました。皆様が温かくして過ごせると良いですね。
<Active Analysis アクティブ・アナリシス>
○『ワーニャ叔父さん』第3幕
ワーニャ叔父さん最終回でした!
エレーナ、アーストロフ 2人の場面
前回は【エレーナがソーニャの気持ちを聞こうとする】ところまでだったので、今回はその先の展開を実践的に模索しました。
アーストロフの気持ちがソーニャに対して…
・OKの場合(恋愛対象として見られる)
・NOの場合(エレーナのことが好き)
・どちらでもない
この3パターンでペアを変えつつ、即興で演じました。
☆エレーナは【ソーニャに対しての気持ちを聞く】というタスクを持っている
*感想
NO(エレーナとアーストロフが両思い)の展開が圧倒的に多かったのですが、エレーナからの“好き”が冷めてしまうような他の展開も面白かったです!
“好きなのに、出て行ってほしくないのに、ソーニャのために出て行ってと言う“のは、ソーニャを思いやって切り出したものの、あまりにもつらくて、言葉が詰まりました。別の作品で似たような場面を視聴者として観た時は、なんで素直にならない!?と、もどかしかったのですが…
役として感情を持ち、存在していたからこそ、そのもどかしさに引き込まれたんだと思います。
チェーホフの作品は、7年前に東京芸術劇場で「かもめ」を一度観劇したことがあります。
当時、名前は聞いたことがあっても馴染みはなく、セリフが多くて頭がぼーっとして眠くなって、でもせっかくだから楽しみたくて、言葉をキャッチするのは諦めて表情とか身体の動き(それに伴う衣装)を中心に見ることに徹したら、とても面白く思えて、何を言ってるか頭では理解できいなかったけど確かに心が動きました。
『ワーニャ叔父さん』の一部を終えた今だからこそ、当時の感動の正体を見つけることができました。学べることは、幸せです。