5日間にわたる合計21時間の特別ワークショップが終了しました。
ハリウッド、ニューヨークで約10年活躍した国際的な演技講師ポール・パーカー氏を招聘しての演技レッスンです。
総勢21名が参加しました。
Day 1 Inner Connection
オーストラリアン・テクニックを中心に、呼吸のワークやチャクラのワークなどを行いました。
Day 2 Connection with Characters
キャラクターの役作りを、「身体」「声」「アニマル」「形容詞」に応じて行いました。「人形の家」「博士と彼女のセオリー」のテキストを使いました。
Day 3 Powerful Emotion
3日目は、感情のエクササイズや基礎ワークを徹底的にやり、後半は台本をつかって感情の放出を行いました。
Day 4 Playing Modern Script
4日目は映像演技です。映画「博士と彼女のセオリー」のテキストを使って、最後はペアで発表するというところまでやりました。
Day 5 Playing Classic Script
最終日は古典戯曲を使いながら舞台演技です。イプセンの「人形の家」を使って、この日も実戦的にペアで稽古し、最終的に発表までやりました。
懇親会 Party
まとめ・感想
まずは、短い募集期間だったのにも関わらず総勢21名も参加してくれてよかったと思います。ただ、3/4は、スクール生や元スクール生、ぼくのワークショップに参加したことがある人で、全く新しい出会いは1/4だったので、少し残念でした。本来、WIAS生は全員全参加していてほしいところですが、そこの参加率が低かったのもガッカリでした。
みんなピュアで情熱的で、短期間で殻を破って成長することが出来ていました。このように、海外の講師が来て行う特別な時間だからこそ、積極的になれたと思いますし、ポールの空気の作り方が毎度うまいです。
内容は呼吸だったり、緊張を解くことだったり、とても基本的なことが多かったし、そこにたっぷりと時間を注いでいましたが、とにかく日本人俳優は基礎からしっかりやっていかないといけないので、とても合っていたと思います。そうした基礎も演技のえの字も知らずに俳優を名乗っている人がたくさんいるという現状は変わっていかないといけないですね。
ポールの教え方も、ポイントがすごく明確で、それをしっかり目の前で実践して持って帰ることが重要視されていました。すごくたくさん褒めてくれるので、「これまでの人生で一番褒められた」と感想を述べている人もいたくらいです。ユーモアが豊富で、愛情を注いでいて、だから普段は怖じ気づいている人もここでは積極的にトライできていたと思います。
通訳も速いテンポで対応してくれて、受講生たちも安心して取り組めていました。
次は、いつになるかわかりませんが、オーストラリアツアーも行きたいという人が多いので是非実現させたいものです。
別役