皆さんこんにちは、WIASの吉岡です。今回は2/5(水)に受けた、マイケル・チェーホフテクニックについて投稿します。
まずはチェーホフテクニックについて簡単に説明。理論的に細かく演技を構築していくスタニスラフスキーに対し、チェーホフはもっと大きく表現をしようとするところが特徴的。スタニスラフスキーが幅広く、システム的に演技を学んでいきますが、チェーホフはシステムの各分野を深く学んでいきます。
まず最初に行ったワークとしては、部屋を自分のペースで歩き回り、自分の体調の確認。次に今回のLAPAC留学についての意気込み(留学以前の気持ち、アメリカに着いての感想、これからの意気込み)を自己紹介形式で発表しました。中には感情を抑えきれず涙が溢れでる生徒も。
次に行ったワークはキャッチボール。実際にテニスボールを使った後、エアでのキャッチボール。ボールの勢いを殺さない、絶え間なく続くループを作っていくことがコツ。
最後は道端に座っているホームレスと通行人というシチュエーションで、ホームレスはどういった感情が生まれるか検証。優しくしてもらえば穏やかな気持ちになり、怒りをぶつけられれば恐怖が生まれてきます。縄張りに通行人2人がホームレスを挟んで何の気なしに会話をすれば居心地の悪さを感じるはずです。こうした内側から生まれてくる感情を感じていくことが大事です。
チェーホフのテクニックに沿って言えば、健全な身体と、感受性あるオープンな心が結びつく“有機的な肉体”が必要です。今回の授業で行ったワークを通して、こうした“有機的な肉体”作っていくよう頑張ります。
以上、ロサンゼルスのサンタモニカで様々な経験をしている吉岡からでした。