こんばんは。工藤です。
舞台が一段落しましたので、
今日から映像演技のレッスンが始まりました。
まずはショットの復習から。
-
Extream Closer Shot
-
Closer Shot
-
Middle Shot
-
3/4 Shot
-
Wide Shot
Extream Closer Shot
→目だけ、鼻だけなど、極端に拡大した映し方
Closer Shot
→ちょうど顔が映る程度に拡大した映し方
※先日拝見した『M:Iファイナル・レコニング』では、トム・クルーズの表情をしっかり映すために、多用されていました。
Middle Shot
→臍より上、上半身を映します。
メインだけでなく、サブも映り込めるアングルでもあります。
3/4 Shot
→膝より上、広い範囲を映します。
アングルの中で比較的自由に動けます。
※『グレイテスト・ショーマン』では冒頭の子ども二人が草原にいるシーンも3/4Shotでした。表情も映しつつ、背景までしっかり活かせる撮り方ですね。
Wide Shot
→全身を映します。
動きの制限が最も少なく、自由度が高い映し方です。
大衆を映り込ませたり、アクション、ミュージカルなどの映画では多い映し方です。
そして、今回新たに習ったのが、
“V”という概念です。
画角の枠に対して、横の”V”と縦の”V”があり、その制限内で身体の向き、顔の向きをコントロールすることで映像として効果的な映り方ができます。
Closer ShotではVがかなり狭く、身体の角度、顔の角度を大きく振ることができません。
逆にWide ShotではVが広くなるので身体の角度、顔の角度の制約は減りますが、これも舞台上と比べるとかなり狭く感じます。
これが、私には新感覚!!
工藤は元々コンテンポラリーダンスのダンサーだったので、演技になっても舞台上での身の熟しは想定内なことも多かったのですが。
ダンスのジャンルでいうところのK-popの領域。
決めるとこ決めないとめっちゃかっこ悪い感じです。
こんなに不自由なんだ!!ということが始めの感想。
食事のシーンや勉強しているシーンでも顔を下げ過ぎると見えづらい。
お買物のシーンでも横を向き過ぎると勿体ない。
みんなで海外作品の会議室のシーンを確認したり、『孤独のグルメ』だと、あの限られた空間、ほぼ無言でどんな演技をしているのか?を観てみたり。
のぶさんもみさきちゃんも一緒に色々試しながら、自分のクセやどんな風に画角に入らないといけないのか?どんな行為が邪魔なのか?物を持つなら右手?左手??と、色んなことを試して、反省して。
とても新鮮な経験ができました。
これを意識して生きたらまた違う見方ができるんだ!!と思うとワクワクしますね。
もっと色んな作品観て、生活の中でも”V”の意識をしながら遊んでみようと思います。