2日目は、いよいよ演技指導の日です。PM2:00~5:00まで。午前中から移動して、バス停からスタジオまで歩いて向かったんですが、とにかくでかすぎるし、地図や案内板も出ていないのでさっぱりわからない。道を間違えつつ、2~3時間ぐらいかかりましたね。スタジオに行けるのだろうかと心配しました。
のち、通りの名前で識別すべきということがわかりました。通りには全て名前がつけられていて、地下鉄の駅も2つの通りの名前がつけられていたことがわかります。Beverly / Bermontとか。二つの通りの交差する場所にあるということです。
7日間のメトロパスを購入していたので、地下鉄もバスも乗り放題です。普通に買っても150円くらい。バスってあまり利用しないですけど、ロサンゼルスはバスを多用しないといけません。ほぼ全ての通りに一直線のバスが出ています。基本、歩くのはしんどいです。
なんとかポールとの打ち合わせの時間までにスタジオに辿り着きました。スタジオはこんな感じ。劇場としても使われています。
さて、何人来るか、どんな人が来るのかすら知らされておらず、戦々恐々です。通訳をつとめてくれる長さんも風邪をこじらせていてやばい感じ。
人数は8名。みんなプロフェッショナル俳優で、非常にレベルが高い人たちです。前半の90分をポールが担当し、後半の90分をぼくが担当しました。
最初はウォームアップがてらシアターゲームを少しやりました。ポールのムチャぶりでした。
そして始まった、人生初のアメリカでのワークショップ。
とにかく、通訳が大きな問題でした。長さんがうまく通訳してくれず、ぼくはなにをいっているのかわからず、ちゃんと説明してくれないので、自ら英語でがんばって説明しました。英語に意識がいってしまうと、日本語でなにを言うべきかも出てこなくなり、ただでさえ時間が少なかったので、計画通りに全然いけませんでした。質問に対して答えをいうのにすごく時間がかかっていたので彼らのフラストレーションもたまります。長さんは、通訳の不手際や風邪の影響もありますしプロ俳優にびびってしまって、どんどん消極的に声が小さくなっていました。
なんとか90分終えましたが、失敗だったといっていいでしょう。そのあと、ポールから厳しいダメ出しを受けました。ぼくはプラン通りにできなかったことが大きいのですが、彼らのレベルやどのくらいのものを提示すればいいのかわかっていなかったので、そのズレもありました。