7日目は日本人のキャスティングディレクター高田由美さんとランチをするために、ポールとぼくと、杏子さんと長さんで車に乗り、サンタモニカの少し先まで。この辺は高級リゾート地ですね。
高田さんは、気さくな日本人という感じで、キャスティングディレクターという厳しめの印象はなかったです。ポールからもそうですし、このアメリカの仕組み、ロスの仕組みというものをたくさん聞けました。
杏子は、この日のためにプロフィールと写真、データを全て揃えてきていて、提出しました。アメリカではキャスティングディレクターとどう繋がるかが大切。そして、IMDbクレジットをどんどん溜めていくことが大事で、それがないと、長さんも1年間のM1ビザ(?)のあと、俳優という職業の人間であると認められず、働くことができなくなります。
ランチの後は、マンハッタンビーチで少しだけ海を楽しみ、ポールはskypeレッスンのため帰宅。ぼくら3名は、高田由美さんから先ほど聞いた日本人の映画が近くで公開しているという情報の映画館へ。すると、今日は監督と、主演の寺島しのぶさんのアフタートークがある日だと。
映画は「Oh Lucy!」というもので、短編がサンダンスの映画祭で受賞し、長編として役所広司や南果歩、忽那汐里らと売れている俳優も起用して作ったものです。作品として粗は感じますが、こうやって日本人が国際的に活躍している姿を見て、刺激を受けました。
終演後には、監督や寺島しのぶさんと写真も。ロサンジェルスが、そんな異国の地ではなく、もっと身近な活躍できる場であることを実感します。