こんにちは。
本日のブログは金城和己が担当します。
今日のムーヴメントは「足・股」の動きです。
詳細はYouTubeに載っているので割愛。
股関節が加齢によって年々、硬くなっているのでこのムーヴメントは普段から重点的にやっていきたいところです。
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さて、まず初めにやったのは
「王様のもとへ緊急事態の旨を伝えにやってくる伝令」です。
緊急事態のいきさつは個々のイメージで、しかし必ずエネルギーを持ってやってくることがポイント。
王様役が「何事か!」と驚く、ただならぬエネルギーを感じさせなければなりません。
やってみるとこれが意外と難しい。
全力で走り込んできて、王様にぶつからぬようすんでのところで緊急停止。
なおかつ停止したあともバランスを崩さぬよう堂々と立っていなければなりません。
「あ!重心とバランスだ!」
と思った方。そう、重心とバランスです。
鍛えぬかれた身体を持つ屈強な兵士が伝令を伝えに来た際、王様の御前でフラついたり、転んだりなどしてはいられないのです。
全力ダッシュで走ってくる→ピタッと体幹を意識して停止する。
これが実践できて初めて「自分は伝令なんだ」と胸を張って言えるのです。
やってみて思ったのはダッシュする前に「このあたりで減速して〜」とか、考えすぎると不自然な止まり方になったり不恰好な姿勢に落ち着いてしまうなと感じました。
とにかく「「緊急事態なんだ!」」という意識を持って、身体からエネルギーを発することが大切です。
王様役である受け手側のときも、伝令役がエネルギーを持ってやって来たかどうかは分かりやすいです。
エネルギーの出し方は自分の中でまだ漠然としていますが、このトレーニングでなんとなく掴めた気がします。
ちなみに他にもいくつか違うパターンをやってみました。
・走り込んできて止まったと思ったら、なんか王様のいない全然ちがう方向を見ている伝令
・ただ王様の目の前に落ちている小銭か何かを拾いに来ただけの伝令
・ダッシュで王様を通り越し、そのままグルッと回って帰っていく伝令
文章だと伝わりづらいですが、全然ちがう方向を見ているパターンはメチャメチャ面白かったです。
いやどこ見てんねん、と。笑
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次にやったのは「王様に緊急事態を伝えに来た伝令」の応用編。
一人は表に書かれた様々な状況を想定、感情を抱いて歩く。
それを見た他の人はシチュエーションが書かれた表をもとに、その人がどんな状態で歩いていたかを当てるというもの。
歩き方のパターンはそれぞれ
「エネルギーが高いか低いか」「歩くスピードは早いか遅いか」「歩く強さは強いか弱いか」で分類されます。
以下、分類パターンの一部
【エネルギーが高く、歩くスピードが早い】
・緊急事態発生
・相手への憤慨
・宝くじ当選
【エネルギーが高く、歩くスピードが遅い】
・愛する者の死
・不祥事の責任
・殺人犯という疑念
【エネルギーが低く、歩くスピードが早い】
・トイレに行きたい
【エネルギーが低く、歩くスピードが遅い】
・寝起き
・自己嫌悪
この他にもそれぞれの強さが平均値くらいの歩き方もやりました(いつもの待ち合わせ、出社・登校など)
エネルギーの強い方が状況も限定されて分かりやすいのに対して、エネルギーが平均値くらいの歩き方は色々なパターンが想定できるので当てるのはなかなか難しかったです。
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日常生活でエネルギーを持って歩くことはなかなか意識してなかったんですが、ちょっとした移動でも考えて歩こう。
普段の動きもより良い芝居に繋げられるようにしたいと思いマシタ。
さよならっ!