本日の担当は工藤茜です。
インプロ「お父さん・お母さんは心配性」
【設定】
親:最近娘が誰かと付き合い始めた気がしてならない。
外出が多いし、服装が派手になってきた。どんな男と付き合っているのか気になる。
娘:詮索されたくない。自由でいたい。親に行ったら反対されそうな男と付き合っているのは確か。
☆のぶさんーあかね
1回目
母は友達と旅行中。クリニックで看護師をしている娘が孫正義氏と付き合っている。会社が不渡りで困っていた父がその話に乗る。
フィードバッグ
→リアリティがないので、ロマンス詐欺設定に変更
2回目
孫正義氏はどうやらロマンス詐欺のようだが、娘は気付いていない。父は困り果てる。コメディ作品の完成。
☆ゆみえさんーりえ
1回目
不良娘と母の攻防
フィードバッグ
娘から母への想いを作り込んで表現できるとより面白くなりそう。
2回目
言い合いの後、一旦落ち着いて母が謝り、娘が母に本音を話す。自然なドラマ展開ができた。
☆あみぃさんーみさきちゃん
1回目
両家のお母さんとお嬢さん。
フィードバッグ
娘の言葉遣い等が悪くて、両家のお嬢さんには見えなかった。
2回目
実家が嫌で、恋人と暮らしている。そこに母が乱入。娘も開き直って応戦。
【設定追加】
親:娘が30過ぎてまだ結婚していない。付き合っている人ができたようだが、どんな相手なのか気になっている。相応しい人物か見定めたい。
娘:まだ結婚を考えていないので、親からのプレッシャーがつらい。期待を持たせるようなことは言えない。
☆ゆみえーあかね
1回のみ
仲良し母娘でカフェでの会話。
娘へのプレッシャー少なく、展開乏しい。
フィードバッグ
役作りが弱いので上澄みを撫でるような内容。鮮明に個のキャラクター・背景が出ると良い。
☆あみぃーりえ
1回目
母から娘に母の幸せを押し付ける。
娘はいや、そうじゃない、それはお母さんの幸せだと拒む。
フィードバッグ
母が一方的に攻め立てている一択なので、娘から逆転するような手を出せると◎
娘の彼氏がマザコンという設定を追加。
2回目
母の理想を押し付けられた後、現実は母の思うようにはならないことを突きつけることで、母の動揺を誘うことができた。
☆のぶさんーみさきちゃん
1回目
アルコール×ギャンブル中毒の父とそれの世話で嫁に行けない娘。貯金を使い込まれていよいよブチギレる。父は余命あと僅かなので娘に相手ができることは望んでいる。
フィードバッグ
交際相手の情報が無さすぎて、本筋からそれたので、交際相手の希望で家に連れてくるという設定に変更。
2回目
交際相手が医者。その彼氏を渋々連れてくる娘。
父なりにきちんとしようとする様が何とも愛らしい。
【まとめ】
個人的には、設定1つ目の時にこの設定の可能性を有効活用できて面白かったと思いました。その差について、各々のキャラクターを作り込めているか、互いへの想い=人間関係を明確か、話を展開させる対立を作れているかで大きく変わると考えました。
また、最後ののぶさんのお父さんは何を語るでもなく、相手へのリアクション=受け芝居のDOがお見事で、動作を見ているだけで心中お察しできてしまうし、笑えてきてしまって永久保存版にしたいです。
声の仕事は台詞ありきで、手の甲にキスしてキスシーンをさせられるようなことからもお察しの通り。極端な話、マイク前でどんなことが起こっていようと声さえ演出の都合通りに録れていれば…という指導をされます。
ナレーションの勉強に専念した期間にもとにかく音だけをなぞる訓練などもしました。自分に無い音を探すために、言葉の、一文の、音階によって相手にどんな印象を与えるのか。どんなリズムだとどんな印象を与えるのか。売れているナレーターの読みを浸すらなぞる。
動作で表現していくということにはまだまだ不慣れですが、自然に立ち返れて、心理的には落ち着くとも思えます。引続き、学ばせていただきます。