今回のWSは台風13号接近中に行いました。とても不安定な季節です。
今回も「バランスと重心」というテーマで行いました。
部屋中に紐でエリアを作りました。自由気まま、好きな形に各々。
そのエリアを跳ねて移動するエクササイズです。他の人にぶつからずに飛び続けるというバランスが崩れやすい状況に加え、ボールを置いたり渡したりするミッションも。
とても集中力と体力を使いました。終わってから、自分がいかに狭い視野で動いていたかということに気がつきました。
バランスや重心とは重力を均衡に保つ時だけの言葉ではありません。それを今回体験として理解しました。
人と人。体を支え合う人と人は動こうとするときに必ず相手との接触部分から情報を汲み取らなくてはなりません。手、腕、背中。あらゆる場所で相手との力のメータを感じながら押したり引いたり。動く時に失敗する時はどちらかが力を量らず、急な動きをする時です。おもしろかったです。
目をつぶって目的地に行くエクササイズをやりました。私は普段、目をつぶって歩きません。当たり前です。近距離の目的地で障害物がなく、いくら目が乾燥していても目をつぶりません。そういえば、眼科に行った時、私の目は一般に比べて涙の量が半分以下と言われました。どおりでコンタクトがずれると思ったら。。。おっと
話がそれました。目をつぶって歩いてみて、目からの情報は体のバランスをも微調整していることを知りました。「知る」とは体験を必要とし、体験を通して得たことを説明できるようになって、初めて「知っている」という状態になるのだと思います。おっと
実に自由に書かせていただいています。
目からの情報がいかに多くを司っているのか、このエクササイズを通して痛感しました。障害物を置いた時は一度もゴールできませんでした。
今回、僕が体験した黒い世界。いくら目に景色を焼き付けていても、自分の体が動くたびにその景色が形を変え、色を失いました。ゴールに着く頃にはまぶたの裏に反射する光を見ていました。目を開けると吉岡さん(同受講生)の顔が現れました。なぜここに、、、
服部 拓海