はじめまして。
第7期からWIASで勉強させていただいてます。
金城和己(きんじょうかずみ)です。
本日のブログを担当します。
先週まではスタニスラフスキーの歴史やスタニスラフスキーシステムの解析を学び、これから一年を通して勉強していくことに更に興味が湧きました。
今からとてもワクワクしています。
そして第5週でやったことは
・ムーヴメント・トレーニング(全身と背骨の動き)
・全身緊張をしながらの柔軟な思考力
・全身緊張と部分緊張の使い分け
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【ムーヴメント・トレーニング(全身と背骨の動き)】
俳優にとって必要な体の動き、それに伴う呼吸を学びました。
①足を肩幅よりやや大きく開く。
両手を左右に広げながら大きく息を吸う(肺にしっかりと空気を入れることを意識する)
息を大きく吐きながら上体を勢いよく落とす(肺の中の空気を出し切る)
もう一度、息を大きく吸いながら両手を左右に広げる。
今度は「プシュー」と更に息を吐き出すように上体を落とし、息を吐き切る。
※この時、肩に力が入らないように注意する。しっかりと体を脱力すること。
呼吸をしながら身体を下の方からゆっくりと起こしていく。
②床に手をつき、膝を立てて座る(体育座りのような姿勢で、背骨を丸めるイメージ)
上半身を後ろに落として膝を伸ばしていき、まっすぐな姿勢で仰向けになる。
もう一度、膝を立てて起き上がっていく
※この時、腹筋を使うのではなくお腹から頭までをゆっくりと丸めるように起こしていくこと。個人的には床から徐々に身体を剥がしていくイメージでした。
③四つん這いの姿勢になり、背骨を丸める。
呼吸をしながら顎を突き出して背骨を逸らしていく。
もう一度、背中を丸める、の繰り返し。
※丸める、逸らすの意識をしっかり持つこと。
④正座をした状態で両肘を両膝の横につく。手のひらから肘まで床にピッタリくっつける。
上半身を伸ばす。斜め上に突き出すように。
上半身を落としながら床についている手を前に伸ばしていく。
両手を再び膝の横に持っていく。
繰り返したら最後は両手を前に出してお尻を天井に突き上げる(猫が伸びをするようなイメージ)
⑤背もたれ付きのイスに逆向きに座る(背もたれに手をかけて)
背筋を伸ばした状態から背骨を丸め、今度は背骨を伸ばす、の繰り返し。
※背骨を逸らすとき目線は前を向いていること。
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【全身緊張しながら、なぞなぞで柔軟な思考力を鍛える】
「全身緊張」とは頭の先から足のつま先まで、身体全体に力が入り、強張っていること。
この状態で演技においても必要である柔軟な思考力を維持するために、なぞなぞ対決をしました。
1対1の勝ち抜け方式。
先生の「緊張!」の号令でお互い全身に力を入れ、なぞなぞを解きます。
普段の脱力している状態とは異なり全身緊張に注力しながら思考するため、答えるのに時間がかかった気がします。
↓以下、ハイライト
Q.熊は熊でも悪い熊は?
A.悪魔
少し難しい問題ですが、安藤さんは1秒かからずに解答。お見事。
Q.すぐ近くにある店はなに屋?
A.そば屋
岩崎さんの解答→コンビニ
確かに東京は隣同士にコンビニあったりするけど、そういうことじゃない。珍回答。
繰り返しやっていけば全身緊張をしながらも、子供のような発想力を鍛えられるとても興味深いトレーニングでした。
個人個人の考え方も解答としては間違っていても、捉え方としてユニークな発想があったので楽しかったです。
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【全身緊張と部分緊張の使い分け】
俳優としての身体を作るために全身の緊張と身体の部分的な緊張を使い分けるトレーニングをしました。
一人が立ったり座ったり歩いているときに、身体のどこか一部分を緊張状態にする(つま先のみ、左半身のみ、上半身のみ、など)
他の人はその人をよく観察して身体のどこが緊張状態なのかを当てる。
身体のどこか一部分だけを緊張状態にするのはとても難しく、どうしても連動する筋肉が引っ張られてしまいます。
胸だけを緊張状態にしたくてもお腹に力が入ってしまったり。
繊細な演技をするにはやはり自分の身体を自在にコントロールしなければならないので、この部分緊張の使い分けは柔軟に使い分けられるようになりたいところです。
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【まとめ】
今回、重点的に学んだのは「Release &Relaxation(緊張と解放)」
俳優が演技をするうえで緊張しすぎると観客に伝わってしまう。
逆に緊張しなさすぎても、それはやはり見る側からすれば退屈なものになってしまう。
演技をするとき適度な緊張感を維持し、なおかつコントロールするためにもトレーニングは大切だと改めて感じました。
自分は緊張しやすいので、心も身体も今回学んだトレーニングを通して柔軟にお芝居できるようになりたいです。
ありがとうございました。